腰痛からの回復に感謝だ!
今、石川県小松市にある、加茂整形外科に腰痛治療のため、2回目の入院している。
入院期間は、6月29日の月曜日から土曜日までの6日間。
何故、入院しているかというと、発端は、2011年夏、撮影中の“ぎっくり腰”にはじまる。
ぎっくり腰の後も、痛みを抱えながら多くの仕事をこなし続けた。
結果、2011年冬には、短時間(10〜15分程度)の連続歩行しか出来なくなっていた。
病院で精密検査。診断は、ヘルニアによる腰部脊柱官狭窄症。症状は間欠性跛行。
先生は、「ヘルニア切除の手術を考えてくれ」とのこと。
普段から重い荷物を持ち運んでいる為、この状況は仕方がないかもと思いつつも、手術には踏み切れなかった。
理由は、病院の先生の話を聞いても、腰痛に関する書籍を調べても、ヘルニア手術は良い結果が得られるかどうか分からないという曖昧なものばかりだったからだ。
2012年前半には、さらに症状が悪くなり、ほぼ寝たきりの生活と病院巡り。
すがるおもいで、いろいろな治療院を巡った。
何人もの神の手と言われる先生にも治療を行なってもらった。
しかし、大きな改善はみられず。
2012年後半には、将来の不安と情けなさで、何もかもが嫌になっていた。
そんなある時、カメラメーカーの“ハッセルブラッドジャパン”の代表であるウィリアムさんが、僕の写真を見て、あなたの撮影のサポートをしたいと言ってくれた。嬉しかった。
ウィリアムさんは、いつも愛情に溢れ、素晴らしい感覚と感性を持った持ち主で、この人と一緒に何かしたいと思った。
しかし、当時は、カメラを構えるのも難しい状況。
でも、状況を改善したいという気持ちが沸き起こり、また治療院を探し始めた。
その時、WEBでたまたま見つけた病院が、石川県小松市にある加茂整形外科。
この病院で駄目なら、仕方ないと腹を括り、1ヶ月半の入院を決めた。
治療は、臀部への麻酔注射とマッサージ。そして、自分で行なうウォーキング。
これを毎日続けた結果、入院時、連続歩行が15分程度だったのが、退院時には3時間の連続歩行が可能になっていた。
今でも、痛みは慢性的に残っているものの、症状は軽く、5時間程度の連続歩行なら問題ない。
むしろ、ぎっくり腰になる前よりも身体の動きが良い。
入院時に、先生と看護婦さんらから大事なことを教えてもらった。
1、毎日少しづつでもいいから、歩行時間を延ばして、自信をつけていくこと。
2、腰痛を治すという強い心持ち。
この考え方は、僕の大事な柱となっている。
そして、加茂先生の患者さんの立場に立ったゆるぎない治療方針には強い感銘を受けた。
加茂先生には遠く及ばないが、僕も誰かが楽しんだり元気になったりする写真を撮りたいと思うようになった。
退院後も少しずつではあるが、改善に向かっている。先月は、13時間の山登りも行なえた。
今回の入院は、さらに回復させたい思いと、心身のメンテナンスの意味も込めての入院だ。
加茂先生、物療の鈴木先生、看護婦さん、スタッフの皆様、治療したいという大きなきっかけを与えてくれたウィリアムさんには、感謝してもしきれないぐらいの感謝だ。