切断ヴィーナスチャリティーカレンダー/モデル:前川楓さん
幻となった東京パラリンピック開会式の8月25日(火)、「切断ヴィーナスチャリティーカレンダー2021」発売します。(現在予約受付中です)
切断ヴィーナス・カレンダーには8人のモデルが登場。それぞれの人生の1コマに出合い、見る人のインスピレーションが動き出すカレンダーです。彼女たちが絶望のとき、生きる力をくれた看護師さんに「ありがとう」の気持ちを込めて、売上金の全額(販売経費手数料を除く)を、東京都看護協会に寄付します。
それぞれのモデルさんたちを紹介しています。 2回目は、東京パラリンピック出場内定を決めている前川楓さん。
ダイナミックな跳躍が特徴の前川さん。中学3年生の時、交通事故で右大腿部を切断し義足に。高校から義足をつけて陸上を始め、運動センスと負けん気の強さでメキメキと頭角を現します。16年リオデジャネイロパラリンピック走り幅跳び4位。100メートル7位。パラ陸上の世界選手権3大会連続出場。17年パラ陸上世界選手権ロンドン大会では、走り幅跳びで銀メダル獲得。18年アジアパラ大会では、開会式で日本選手団旗手をつとめました。19年パラ陸上世界選手権ドバイ大会では、東京パラリンピック内定を決めています。
前川さんは「足を切断して入院していたとき、いつもは元気でいられるように頑張っていたのですが、夜、突然感情が爆発して、“なんで私がこんな思いしなあかんのやー!!!痛いよー!苦しい!”って叫びまくっちゃったときがありました。その時に看護師さんが背中をさすってくれて、なんと一緒に泣いてくれたんです。”つらいね、本当につらいよね”って。それで私の心は救われました。毎日笑顔で接してくれた看護師さんには、心から感謝しています!元気の源でした」
「すごく仲のいい友達に看護師さんの子がいて、いつもバリバリ働いている話を聞いてて、すごくかっこいいしなんて素敵なんだろうと、尊敬の気持ちが溢れます」と、話してくれました。
チャリティカレンダーへのひとりひとりの思いを、大きな力にして医療従事者・看護師さんたちに応援のメッセージを届けたいと思います。
写真は、撮影中の様子です。前川さんの撮影では、義肢装具士の臼井さんがデザイン制作した、サーベルの形をした足部を使用させてもらい、楓さん自身が好きなサイバーパンクのイメージをコラボレーションしました。どんな写真がカレンダーに起用されるか、お楽しみに!
販売はショッピングアプリ「BASE」上(https://gisoku.base.shop/items/31329522)で行い、予約販売の受付もスタートしています(1,300円+送料)。
カレンダーの発売日(8月25日)には、12人の義足女性によるファッションショー「切断ヴィーナスショー」も、オンラインライブで無料配信します(某所において無観客開催)。「ヴィーナス」たちのメッセージを未来に残し伝えるため、写真と動画で記録します。配信時間などの詳細は、後日あらためてお知らせします。